《反山　良渚遗址群考古报告之二　修订本　上下　全二册》

　本书为浙江省文物考古研究所编著的《反山》发掘报告的修订版。《反山》于2005年由我社出版发行,市面上已很难买到,在翻阅过程中也发现少量错漏,而且随着近年来良渚古城遗址有更多新的重大考古发现,作者们在新材料新学术研究成果的基础上,对良渚文化以及良渚玉器等的研究更加深入,对良渚文明在中华文明起源过程的重要作用认识更加深刻。所以决定对报告进行重新修订。反山位于良渚古城城内莫角山宫殿的西北部,姜家山的北面,是一座人工堆筑的长方形土墩。1986年,浙江省文物考古研究所对其进行了发掘,在土墩上发现11座良渚文化时期的大型墓葬,共出土陶、石、玉、象牙、嵌玉漆器等1200余组。这是浙江省考古工作者首次发掘到随葬有玉器而且还是许多高等级玉器的良渚文化大型墓葬。从一发现开始,到现在良渚古城的发现与研究,反山墓地的发现为从整体上考察良渚文化的社会分化与分工、对认识良渚古城的城内布局、对良渚玉器的解读等,都提供了一批非常重要的资料。

　本書は、浙江省文物考古研究所が編著した『反山』発掘報告の改訂版です。 『反山』は2005年に当社より刊行されましたが、現在では入手が困難となっており、閲覧の過程で若干の誤りや漏れも確認されました。 さらに近年、良渚古城遺跡において新たな重要な考古成果が相次いで発見されており、著者らは新資料と最新の学術研究成果を踏まえて、良渚文化および良渚玉器に関する研究をより深め、良渚文明が中華文明の起源過程に果たした重要な役割についての理解も一層深まりました。 こうした背景から、本報告書の改訂を決定したものです。
　反山は、良渚古城内の莫角山宮殿の北西部、姜家山の北側に位置する、人工的に築かれた長方形の土墩です。 1986年に浙江省文物考古研究所によって発掘が行われ、土墩上から良渚文化期の大型墓葬11基が発見されました。 出土品は陶器・石器・玉器・象牙・嵌玉漆器など、1200点以上に及びます。 これは、浙江省の考古学者が初めて、玉器を副葬品とする、しかも多数の高級玉器を伴う良渚文化の大型墓葬を発掘した事例となりました。
　この発見は、良渚古城の発掘と研究が進む中で、良渚文化における社会的分化や分業体制の全体的な把握、城内の空間構成の理解、良渚玉器の解釈などにおいて、極めて重要な資料を提供するものとなっています。