レビュー一覧

  • 国宝三佛寺奥院投入堂 : 解けた謎。深まる謎。 改訂版

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    「日本一危険な国宝」と言われる三佛寺投入堂を愛する地元の建築設計事務所の生田昭夫さんがまとめた好著。投入堂だけでなく重要文化財の諸堂も紹介している。三佛寺を知るのに格好の内容。古写真も多数掲載されており、とてもすばらしい内容。
  • 研究論集12 長屋王家・二条大路木簡を読む

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    大型店店舗建設に伴い発掘調査が行われたが、保存されなかった長屋王邸宅などの大量な木簡群をめぐる研究書。
  • 薩摩加世田 奥山古墳の研究

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    鹿児島県の古墳は、錦江湾をはさんだ東側の大隅半島側が注目されているが、西側の薩摩半島には、前方後円墳はなく、円墳も少ない。本書は、箱式石棺をもつ円墳の調査報告で、地域的に重要な事例となっている。
  • 名勝猿橋架替修理工事報告書

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    日本三奇橋のひとつで、国の名勝に指定されている猿橋は、両岸から差し出された桔木(はねぎ)によって支えられた特異な構造で注目されている。渓谷(?)に架けられた猿橋のコロタイプ写真が良い味だしてます。
  • 復元・竪穴住居写真集 : 地面が語る家

    復元・竪穴住居写真集 : 地面が語る家

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    あまり期待していなかったが、いざ買ってみると、全国各地の史跡指定地などにある復元された竪穴建物が北から順番に掲載されており、各写真のクオリティの高さにビックリ!とにかく、すばらしい写真ばかりで、上製の装丁と共に良い買物をしました。
  • 鹿園雑集 : 奈良国立博物館研究紀要 第22号

    鹿園雑集 : 奈良国立博物館研究紀要 第22号

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    吉澤悟「二つの忍性骨臓器―大和・額安寺と同・竹林寺出土の銅製骨臓器の調査―」は、鎌倉・極楽寺塔を含め3箇所に分骨された忍性の骨臓器(いずれも重要文化財)に関する詳細な分析が加えられており、注目の論考となっている。
  • 平安時代庭園の研究 研究論集17 古代庭園研究2

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    「古代庭園研究2」として刊行されたシリーズの2冊目。このシリーズはとにかくレア本ばかりで、入手困難だが、時たま古書として出ることもあるので見つけたらゲットにゃ!
  • 研究論集18 中世庭園の研究 鎌倉・室町時代

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    奈文研の中期計画に基づく庭園研究シリーズの3冊目。我が国の庭園研究の最高峰。とにかく勉強になります。巻末には発掘された中世庭園の一覧も示されており、とても便利。ちなみに、2022年3月には、奈文研研究論数19として「近世庭園の研究―安土桃山・江戸時代―」が刊行された。庭園オタクにとって、たまらないシリーズである。
  • 東吾妻町指定 史跡岩櫃城跡総合調査報告書

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    国史跡申請用報告書。真田昌幸の居城として知られている。石垣はないが、土塁や堀などが良好に残されており、その規模にも驚かされる。大河ドラマ「真田丸」効果により、駐車場や登坂道なども整備されており、見学をお勧めします。航空レーザー測量による赤色立体地図も掲載されており、とても良く出来ている。
  • 竹林寺忍性墓

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    忍性の墓塔は、鎌倉の極楽寺奥院にある五輪塔(史跡・重要文化財)、大和額安寺旧境内にある五輪塔(重要文化財)、そして竹林寺の3箇所にあり、いずれも骨臓器などが発見されているが、昭和61年(1981)に発掘調査が行われたものの、骨臓器を収めた八角形の石びつの写真のみが知られていたが、37年を経て待望の本報告が刊行された。とにかく、うれしい!の一言。写真がオールカラーなのも良い。家宝にします。