《榆阳区古代碑刻艺术博物馆藏志》

　本书收录北魏至明代墓志167方,以中古隋唐墓志为主。地域上主要集中于关中和陕北地区,内容上大致可分两组:一为士人墓志,如唐李百药、高崇文等之墓志,可补史传之阙、考察隋唐士族之变迁等,具备多方面的解读意义和研究价值;一为西域少数民族及入华异族人墓志、塔铭,如唐吐谷浑公主墓志、回纥贵族墓志,以及甚为罕见的粟特人双语塔铭,均可藉以考订“异族之史、殊方之文”,由此展开中西交通、西域学、唐代丝绸之路等多视角的研究。
　墓志书写者,有李阳冰、皇甫阅、董景仁、张楚昭等众多名手,亦具书法艺术史的价值。此次整理,对每方墓志、志盖作了释文、标点,并收录全部拓本图版,以便参读。

　本書は北魏から明代までの墓誌銘167点を収録しており、中古隋唐時代の墓誌銘を主に扱っています。地域的には主に関中と陝北地区に集中しており、内容的には大きく2つのグループに分けることができます。一つは士人の墓誌で、例えば唐の李百薬や高崇文の墓誌などが含まれており、史伝の欠落を補完することができ、隋唐時代の士族の変遷を考察する上で多方面で解読の意義と研究価値があります。もう一つは西域の少数民族や中国に入った異民族の墓誌銘や塔銘です。例えば、唐の吐谷渾公主の墓誌銘や回紇の貴族の墓誌銘、そして非常に珍しい粟特人の双語の塔銘が含まれており、これによって「異民族の歴史や特異な文化」を考訂することができ、中西交流や西域学、唐代シルクロードなどの多角的な視点からの研究を展開しました。
　墓誌の作者には李陽冰、皇甫閲、董景仁、張楚昭など多くの名手がおり、書道芸術史にも価値があります。今回の整理では、各墓誌銘や誌蓋に対して釈文と句読点を修正し、すべての拓本図版を収録して参考になるようにしています。」1