《远古之孑遗　南京博物院藏安特生考古资料》

　安特生是瑞典地质学家、考古学家,1914年初到中国受聘从事地质调查工作,后调查采集古生物化石,促成周口店“北京人”的考古发现。在获批之后他与其他学者第一次对仰韶遗址展开科学考古发掘,后续远赴青海、甘肃等地发现并发掘了多处史前遗址。当年安特生将这些文物全部运送至瑞典做整理研究,中瑞双方曾就平分安特生在中国发现的文物签订了协议,但是后来返还的文物却不知所踪。近年在南京博物院的藏品中,发现新石器时代的28件彩陶器和305件石器的来源明确标注为安特生采集,石器采自河南仰韶、河北宣化、龙关等地,大部分标明具体地点;陶器则属辛店、马厂和半山文化。这些材料尽管脱离了原始地层,学术价值有所折损,但这些材料的发表对学界的相关研究还是有所助益的。

　ユハン・アンデショーンはスウェーデンの地質学者・考古学者です。1914年初めに中国に招聘され、地質調査の仕事に従事しました。その後、古生物化石の調査・採集を行い、周口店の「北京人」の考古学的発見を促進しました。アンデショーンは認可を受けた後、他の学者と共に仰韶遺跡で初めて科学的な考古学発掘調査を実施しました。その後、青海、甘粛などに赴き、多くの先史時代の遺跡を発見・発掘しました。
　当時、アンデショーンはこれらの文化財をすべてスウェーデンに輸送し、整理・研究を行いました。中国とスウェーデンの双方はアンデショーンが中国で発見した文物を等分することで合意しましたが、その後返還された文物は行方不明となっていました。近年、南京博物院の収蔵品の中から、新石器時代の彩陶器28点と石器305点がアンデショーンの採集品と明記されているのが見つかりました。
　石器は河南省仰韶、河北省宣化、龍関などで採集されたもので、大部分は具体的な場所が明記されています。土器は辛店、馬廠、半山文化に属します。これらの資料は原始地層から離れているため、学術的価値が損なわれている部分もありますが、これらの資料の発表は学界の関連研究に一定の利益をもたらしています。