《隋炀帝墓出土文物精粹》

　2013年3月,苏州市考古研究所、扬州市文物考古研究所在扬州市邗江区西湖街道(镇)西峰社区曹庄组抢救性发掘了两座砖室墓。在一号墓(M1)内发现了一合石质墓志,墓志志题“随故炀帝墓志”,引起了社会各界的关心和关注。国家文物局立即组织召开专家会议,对墓葬性质进行了初步认定。
　根据国家文物局、江苏省文物局的指示及专家意见,由南京博物院、扬州市文物考古研究所、苏州市考古研究所组成“扬州曹庄隋唐墓葬联合考古队”,进一步完善考古工作方案。2013年3〜11月,联合考古队对墓葬及周边进行了全面的考古勘探和发掘,取得了重大成果。
　曹庄隋炀帝墓封土墩高出现地表1米以上,土墩平面近方形,东西长49、南北宽48米。隋炀帝墓(M1)位于封土墩的中部,主墓室呈方形,萧后墓(M2)位于其东部偏南,主墓室呈腰鼓形,两墓皆由墓道、甬道、主墓室、东耳室、西耳室等部分组成。
　通过科学的考古发掘、墓志文字的考释、墓主牙齿和骸骨的鉴定以及出土器物尤其是诸多高等级器物的研究,明确了这两座墓葬为隋炀帝与萧后的终葬之地。这一发现不仅纠正了历史文献中有关隋炀帝葬地的几种说法,更为我们提供了大量珍贵的考古实物资料,为研究隋唐时期历史、文化、艺术乃至社会生活提供了前所未有的机遇。因此,扬州曹庄隋炀帝墓也荣膺“中国社会科学院考古学论坛·2013年中国考古新发现”和 “2013年度全国十大考古新发现”。
　本图录精选隋炀帝和萧后墓出土的220余件精品文物,旨在通过图片与文字的结合,展现这批珍贵文物的历史价值、艺术魅力与文化内涵。隋炀帝墓出土器物种类主要包括金器、玉器、铜器、瓷器、陶器、漆器、木器、琉璃器八大类。其中,十三环蹀躞金玉带、玉璋、冠饰、铜编钟、铜编磬等高等级随葬器物,每一件都承载着丰富的历史信息,诉说着隋炀帝时代的辉煌与沧桑,彰显着帝陵的格局与气度;造型各异、工艺精湛、塑造生动的文官俑、武士俑、骑马俑、怪异俑及动物等,展现了当时高超的工艺水平。这些出土文物,对推进隋唐时期的政治、经济、文化、社会生活、丧葬制度等领域的研究,具有十分重要的学术价值。

　2013年3月、蘇州市考古研究所と揚州市文物考古研究所は、揚州市邗江区西湖街道(鎮)の西峰社区曹庄組で、救済的発掘調査を行い、2基のレンガ造りの墓を確認しました。そのうち1号墓(M1)では、石製の墓誌が発見され、「随故炀帝墓志」と記されていたことから、社会的な関心を集めました。この発見を受け、国家文物局は専門家会議を緊急招集し、墓の性質について初歩的な認定を行いました。
　国家文物局と江蘇省文物局の指示、そして専門家の意見に基づき、南京博物院、揚州市文物考古研究所、蘇州市考古研究所が共同で「揚州曹庄隋唐墓葬合同考古隊」を結成し、発掘計画をさらに精査しました。2013年3月から11月にかけて、合同考古隊は墓葬と周辺地域を対象に包括的な発掘調査を実施し、重要な成果を得ました。
　曹庄隋炀帝墓の封土墩は地表から1メートル以上の高さがあり、平面形状はほぼ方形で、東西49メートル、南北48メートルの規模を持っています。隋炀帝墓(M1)は封土墩の中央に位置し、主墓室は方形を呈しています。一方、萧后墓(M2)はその東側のやや南寄りにあり、主墓室は腰鼓形をしています。両墓はいずれも墓道・甬道・主墓室・東耳室・西耳室などの構造から成り立っています。
　科学的な発掘調査、墓誌の解読、埋葬者の歯や骨の鑑定、そして出土品、とりわけ高級な副葬品の研究を通じて、この2基の墓が隋炀帝と萧后の最終的な埋葬地であることが明確になりました。この発見は、歴史文献に見られる隋炀帝の埋葬地に関する諸説の誤りを正すとともに、隋唐時代の歴史・文化・芸術・社会生活の研究にとって、かつてない貴重な考古学的資料を提供しました。そのため、揚州曹庄隋炀帝墓は「中国社会科学院考古学フォーラム・2013年中国考古新発見」と「2013年度全国十大考古新発見」の栄誉を受けました。
　本図録では、隋炀帝墓および萧后墓から出土した220点以上の貴重な文物を厳選し、写真と解説を組み合わせることで、それらの歴史的価値、芸術的魅力、文化的意義を紹介しています。隋炀帝墓の出土品は、金器・玉器・銅器・磁器・陶器・漆器・木器・琉璃器の8つのカテゴリーに分類されます。中でも、十三環蹀躞金玉帯、玉璋、冠飾、銅製編鐘、銅製編磬などの高級副葬品は、いずれも豊かな歴史的情報を宿し、隋炀帝時代の栄華と変遷を物語り、帝陵としての威厳と格式を象徴しています。また、文官俑、武士俑、騎馬俑、異形俑、動物俑など、精巧で生き生きとした造形の俑は、当時の高度な工芸技術を示すものです。
　これらの出土品は、隋唐時代の政治・経済・文化・社会生活・葬送制度の研究を深める上で、非常に重要な学術的価値を持っています。