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<仕様>
・全150巻セット　分売不可
・各巻平均630ページ程度
・朝鮮語(原文は古代漢字)

<内容紹介>※発行元紹介分より
　朝鮮社会科学院民族古典研究所では、朝鮮の貴重な民族文化遺産である「備辺司謄録」(全150冊)を全面的に翻訳して世に出すことになる。
「備辺司謄録」は朝鮮封建王朝中・後半期、封建国家の最高中央官庁として運営された備辺司の官庁日誌である。「備辺司謄録」は朝鮮封建王朝時代の慣例に照らして見た場合、備辺司が常設官庁として設置された1541年から編纂されたとみられるが、現在伝わつているのは1617年(光海君9年)から1892年(高宗29年)までの276年間の謄録だけである。
「備辺司謄録」は最高中央官庁である備辺司で討議・処決された政務処理の内容が、年月日順に沿つて漏れなく記録されていることから、一つの官庁の範囲を超えて一種の政府日誌としての性格を帯びる、非常に価値のある古典文献である。
「備辺司謄録」には、封建政府で討議・処決され対策された、政治、経済、軍事、外交などの主要な政事関連史料が、集約的に、豊富に収録されているだけでなく、他の文献では見られない貴重な史料も少なくなく、成文化された記事を毎日収録したものであることから、記事内容に編纂者の主観的意図が全く反映されていない原史料のそのものである。
　このように「備辺司謄録」は、史料の量が膨大かつ史料の信憑性が非常に高いことから、朝鮮封建王朝中・後半期の歴史研究で「朝鮮封建王朝実録」、「承政院日記」とほぼ同程度の価値を持つ国宝級の民族古典である。社会科学院民族古典研究所では、翻訳において歴史主義の原則と科学性、現代性の原則を具現し、原文をそのまま正確に翻訳しながらも、誰もが読んでわかるように通俗的に翻訳することで,「備辺司謄録」翻訳本が遠い後日になっても遜色のない、国宝級の文化財宝になるように員摯な探求の努力を傾けた。
また,「備辺司謄録」流通本に筆写者の不注意による誤字,脱宇などの誤りが少なくないことから、科学的な作業を通じて原文を徹底的に対照して正すとともに、この古典文献が活宇化されていないことを考慮して、原文を活宇化して翻訳文の後に添付した。