<書評>
・設楽先生　季刊考古学103号(雄山閣)
<内容紹介>
　埼玉弥生土器観会に参集する埼玉県内外の研究者が、埼玉の弥生時代研究の現状と諸問題について論じたものである。土器編年・集落・墓地・遺物、周辺から見た埼玉など、さまざまな角度からの研究成果が収められている。巻末には埼玉県の弥生時代に関する論考・資料紹介、埼玉県内の弥生時代遺跡の調査報告書等の文献を網羅し、研究の便が図られている。埼玉県・関東地方に関心のある人に限らず、弥生時代研究者の必読の書である。
<目次>
第�吃堯〆覿未量鐇源�代研究の現状 　 　 　
　総　論 　
　埼玉の弥生時代研究 　
　土器研究 　
　前期から中期前半の土器 　
　中期中葉から後半の土器 　
　後期土器編年　県東南部地域 　
　後期土器編年　県北部・西部地域 　
　遺構研究 　
　住居と集落 　
　墓制　(1)再葬墓　(2)方形周溝墓・土壙墓・土器棺墓 　
第�局堯］盛擁圈　嶌覿未鬚瓩阿詭鐇源�代の研究」 　 　 　
　鈴木正博　「如来堂式」の再吟味　四十坂遺蹟の形成と環境(気候)変動に関する予察　
　植木雅博　弥生中期「羽根倉型壷」についての覚書　関東地方における条痕文系土器の一様相　
　渡辺 外　平沢型壺再考　所謂「須田和式」土器における壺形土器の類型的把握　
　宮本久子　妻沼低地周辺の弥生土器　飯塚南遺跡を中心として　
　石川日出志　弥生時代中期後半の関東地方西部域　
　小玉秀成 　下田町の大崎台式　
　松本　完　武蔵野台地北部の後期弥生土器編年　埼玉県和光市午王山・吹上遺跡出土土器を中心として　
　大木紳一郎　岩鼻式と樽式土器　後期櫛描文土器生成をめぐって　
　斎藤瑞穂　埼玉の二軒屋式土器の位置と意義　
　村松 篤　弥生時代の石鏃　埼玉の磨製石鏃・弥生時代の打製石鏃補遺
　谷口 肇　北島遺跡出土弥生時代中期後半の斧柄について　
　菊地有希子　荒川流域の居住形態と集落　北島遺跡における住み分けの可能性について　
　小出輝雄　環濠の性格についての再考察　埼玉県内の例を中心として　
　福田 聖　井沼方遺跡における方形周溝墓の土器配置と群構成　
第�敬堯〆覿霧�関係文献一覧 　 　 　
　埼玉県関係文献一覧 　
　埼玉県内の遺跡とその文献