第1章　渥美の美を愛でる
　　孤高の美/端正なる「カタチ」/「いのり」の造形/窯変の妙
第2章　渥美の技に迫る
・渥美窯の分布と窯の構造
・どんなものが焼かれたのか
・押印文と刻文
・発掘された主な窯跡
・渥美窯の兄弟　湖西窯
第3章　「やきもの」の革新へ
・光り輝く「うつわ」渥美の施釉陶器
・斬新なる意匠　蓮弁文と刻画文
・究極のあつらえもの　藤原顕長の壺
第4章　渥美　列島をめぐる　
・浄土の都平泉へ
・みちのくの渥美
・渡る技　花立窯と水沼窯
・武家の古都　鎌倉
・清盛の夢　福原京
第5章　来世、現世に祈る
・朝熊山経ヶ峰経塚/鳳来寺鏡岩下遺跡/普門寺経塚/三明寺経塚/小町塚経塚/
伝大串次郎墓/宝海天神社
・渥美窯で焼かれたいのりの焼き物
【特論編】
「渥美窯　秋草文壺の表象世界　-「宝瓶」信仰の視点から再考する-」荒川正明
「中世の先駆け・渥美焼」八重樫忠郎
「渥美窯の流通」安井俊則
「渥美窯の発見　黒い壺と秋草文壺」増山禎之
【解説編】
・作品解説
・渥美窯の時代背景
・おわりに
【参考資料編】
・押印文
・渥美窯分布図　　
・伊勢小町塚経塚光背実測図
・主な参考文献　
・出品目録