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Aposus さん
2021/06/13
慰霊の実相と陸海軍墓地との側面に、近現代の戦死者がどのように扱われていたのかという問題を捉える論文・資料集です。特に慰霊編においては、幾つか興味深いポイントが提示されます。「慰霊のモニュメントと「銃後」社会」(本康宏史)と「旧藩における護国神社の創建」(今井昭彦)は、それぞれ軍都の石川県と群馬県を例として、県レーベルの戦死者慰霊運動を紹介します。「兵士の「遺体」と兵士の「遺霊」 」(波平恵美子)において、慰霊問題が戦死者遺体の扱い方から人類学(日本人の死生観など)の視点で検討されます。「紙の忠魂碑」(一ノ瀬俊也)において、作者が従軍者記念誌を着手し各市町村の慰霊の実相を検討します。
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