<内容>※特別展チラシより
　生きるものにとって「死」はいつか必ずおとずれるものである。
　このことは弥生時代に生きた人々にとっても同じであった。
　「死」に対して弥生時代の人々はどのように接したのだろうか。墓の形態、埋葬施設、着装品や副葬品の有無はその回答の一端を示している。また墓から発掘された遺物や埋葬された人骨の姿勢などから死に至った経緯や人物像がみえてくることもある。
　今回の展覧会では、近年調査の進む弥生時代の墓に焦点をあて、1.墓の種類、2.供献土器、3.副葬品と着装品から弥生時代の墓、そして死者への思いについて迫っていく。
<目次>
プロローグ　「弥生時代の墓」以前
1.弥生時代の墓
2.死者の世界への土器供献
3.死者の世界
　1.特別に埋葬された弥生人
　2.戦いに倒れし弥生人
エピローグ　墓に埋葬されなかった弥生人
附編
供献土器の分類と奈良県の主な弥生時代の墓