石塔や仏具など仏教にかかわるモノを対象にして、中世の民衆が抱いていた信仰心や宗教へのかかわり方を考古学の手法によって解明する
<目次>
序　章　仏教考古学の研究史
第1章　墓地霊場と葬送儀礼
　　第1節　北陸の中世墓/第2節　浦廻遺跡にみる地表葬
第2章　仏　具
　　第1節　密教法具考/第2節　古式錫杖考/第3節　鉦鼓考
第3章　板　碑
　　第1節　北東日本海型板碑/第2節　越後・佐渡の板碑
　　第3節　阿賀北の紀年銘板碑/第4節　越後国小泉荘加納の板碑群―粟島
　　第5節　越後国小泉荘加納の板碑群からみた地域信仰圏
　　第6節　越後国奥山荘における板碑の存在形態/付　　頸城の板碑
第4章　石　仏
　　第1節　阿賀北の中世石仏/第2節　頸城の中世石仏
第5章　五輪塔・宝篋印塔
　　第1節　頸城の五輪塔分布と年代的位置付け/第2節　頸城の石造物
第6章　笏谷石製狛犬
終　章