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古代エジプトを学ぶ 通史と10のテーマから

馬場匡浩 著

発行元 六一書房
出版年 2017/04
A5
ページ 328
六一ID N64707
ISBN 9784864450881

新刊・電子書籍

  • 2,530 円(税込)
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      マトリョーシカ さん

      日本語のエジプト通史にはこれといったものがほとんどなく、結局のところ、Ian Shawなどの英文書籍に頼らざるを得ないのが現状だが、日本でエジプト学を学びたい者にとって、いきなりそうした書籍に手を付けるのは非常にハードルが高い。1つの時代に特化したものならたくさんあるが、それではエジプトの長い歴史を俯瞰するのは厳しく、断片的な知識だけでわかったつもりになることしかできず、また、大学でエジプト学を専攻したいと考えている学生にとってもこれは由々しき問題であり、このままでは門戸を狭めていく一方である。その点本書は、新石器時代からプトレマイオス朝のエジプトまで広く扱っており、地図や写真も豊富なため、これからエジプトを学ぼうと考えている方にとって、入門書ともいえる1冊となっている。それだけでなく、各章の末尾や図版出典一覧には、古いものから最近のものまで様々な論文や報告書などが示されており、エジプト学を学び始めた学生にも重要な書籍であると言える。

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