”みささぎやまこふん”
【内容】　※序文より抜粋
　和歌山県内最大規模の円墳、埋葬施設には県内最古の横穴式石室。昭和34年に県指定史跡に。これまで明治36年、昭和27年、昭和48年の3次にわたる発掘調査がおこなわれました。本報告書は、これまでの発掘調査及び出土遺物の再整理の成果及び、再整理によって得られた新たな知見を加えまとめたものです。
【目次】
巻頭カラー写真
第1章 経緯と経過
　第1節 経緯
　第2節 経過
第2章 位置と環境
　第1節 地理的環境
　第2節 歴史的環境
第3章 調査・研究のあゆみ
　第1節 調査史
　第2節 明治36年(1903)の町民有志による発掘調査
　第3節 昭和27年(1952)の金谷克己氏による発掘調査
　第4節 昭和48年(1973)の橋本市教育委員会による発掘調査
第4章 墳丘と埋葬施設
　第1節 墳丘・外表施設
　第2節 埋葬施設
第5章 出土遺物の検討
　第1節 出土品の概要
　第2節 埴輪
　第3節 土器
　第4節 鉄製品
第6章 考察
大岡 康之　文献に見える陵山古墳
初村 武寛　陵山古墳出土の甲冑について
加藤 一郎　陵山古墳出土の鏡について
瀬谷今日子　陵山古墳出土のサルポ形鉄製品について
仲辻 慧大　陵山古墳出土土器の来歴について
河内 一浩　紀ノ川上流域の埴輪について 陵山古墳出上の埴輪の位置づけ
太田 宏明　陵山古墳の横穴式石室復元と検討
太田 宏明　陵山古墳における横穴式石室導入の背景について　中期後半期における埋葬施設採用形態の変革
冨加見泰彦　紀伊の首長墓 紀ノ川流域の動態
第7章 総括