レビュー一覧

  • 富雄丸山古墳発掘調査報告書 : 第1〜5次調査

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    径86メートルの大型円墳で、主体部から国内最長の蛇行剣が発見され話題となった。墳丘の三次元測量や確認調査の報告。写真図版はオールカラーで、とてもビジュアルで良く出来ている。超々レア本である。
  • ベンショ塚古墳発掘調査報告書

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    古墳時代中期の全長約70メートルの前方後円墳。土地所有者が夢のお告げで「墳頂に神社を建てるように」ということから実施されたとても珍しい調査原因。甲冑をはじめとする良好な副葬品が発見された。写真図版はオールカラーで、三次元撮影された遺物も掲載されている。超レア本である。
  • 伊勢遺跡と卑弥呼の共立

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    弥生時代後期としては全国最大規模の大型建物跡が発見された伊勢遺跡(国史跡)を中心とした近江の弥生遺跡などを紹介した好書。価格もお手頃。
  • 国指定史跡 北黄金貝塚発掘調査報告書 水場遺構の調査

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    縄文時代前期の水場遺構から発見された石敷からは石皿や北海道式石冠などの礫石器が多数検出され、石冠の製作と廃棄や石皿などをつかった作業の場であった可能性が指摘されている。非常に珍しい事例として注目される。レア本である。
  • 酒々井町墨古沢南1遺跡 旧石器時代編

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    13,900平方メートルが発掘され、全国最大規模の旧石器時代の環状ブロック群の一部が発見された。調査区外に広がる残りのブロックは、遺物を取り上げずに記録を作成する確認調査が実施され、「墨古沢遺跡」として国の史跡に指定されるきっかけとなった重要な報告。
  • メスリ山古墳

    メスリ山古墳

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    全長224メートルの前方後円墳で国の史跡に指定されており、出土品は重要文化財となっている。昭和34年から38年にかけて実施された発掘調査の報告ながら、とてもハイレベルな内容。なお、墳丘測量図については、大阪市立大学による『メスリ山古墳の研究』(2008)に最新のデータが掲載されている。
  • 安永田遺跡 佐賀県鳥栖市に所在する安永田遺跡銅鐸鋳型出土地点の調査

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    銅鐸鋳型5個(重要文化財)が出土したことで一躍有名になった安永田遺跡(国指定)の報告書。当時、九州では銅鐸が発見されていなかったことから画期的な発見となった。布貼り上製本2分冊、合計厚さ5.2センチと立派な装丁である。
  • 乗越遺跡 相模国分寺創建期瓦生産窯跡の発掘調査報告

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    8基の瓦窯などが検出され、相模国分寺の創建瓦と須恵器が焼かれていたことが判明。古代の窯跡がほとんど発見されていない神奈川県内では貴重な報告例である。
  • 内野古墳群

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    大規模開発に伴う調査で複数の古墳群が調査されたが、二本ヶ谷積石塚群では良好な積石塚古墳が発見され、静岡県の史跡に指定された。現在は史跡公園となっている。
  • 畑ノ原窯跡

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    江戸時代初頭の慶長年間に作られた朝鮮式連房式の登窯で、我が国最古の磁器窯で国の史跡に指定されている。複数の焼成室には製品やトチンが良好に残されており、古い調査ながら、とても良く出来た報告書である。