レビュー一覧

  • 平安初頭の南出羽考古学 官衙とその周辺

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    展示図録というより、ほとんど論文集。古代を勉強している人は持っていても損しません。各地で発行される展示図録は今やカラー印刷は当たり前で、論考を載せるものが増えている傾向にあります。値段的にもう少し安いと良いのですが・・・
  • 仏教考古学と地域史研究 中世人の信仰生活

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    「地域資料」の傑作。同社から既刊の『日本海流通の考古学』と対をなす、筆者の学位請求論文の続編。地方で頑張ってる研究者に勇気を与える一冊。
  • 中世墓の考古学

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    中世墓研究のカリスマである狭川真一氏の学位請求論文。これは買うしかないでしょ。既刊の『日本の中世墓』と紛らわしいのでお間違いなく。
  • 馬小屋の考古学

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    イエスキリストとは全く関係ありません。遺構としては実態が曖昧な馬小屋を現存建物や古老への聴き取り調査も踏まえ、全国各地の古代から近現代までの様々な発掘事例から「これが馬小屋だ!」と分析した本格的な研究書。発掘調査現場でお悩みの方々には必携。お値段が高めですが決して買って損はしません。
  • 考古学がよくわかる事典 土にうもれた歴史をさぐる! 発掘の方法から遺物の見方まで

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    はっきり言って子供には難し過ぎ。小学生に宝篋印塔は無理!むしろ、これから考古学をお勉強する大人にオススメ。写真や図はとても良いので入門書しては最適。児童書を甘くみてはいけません。大人でも全く知らないことを調べる場合、結構子供の本は役にたつものです。
  • 幸魂 増田逸朗氏追悼論文集

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    2004に刊行された論集がなぜか再登場。内容的には古墳時代と古代に限定されるが、埼玉県の豪華執筆メンバーによる論文はハイクォリティーなものばかり。特に古墳屋さんは買って絶対損しません。
  • 江戸川橋 さん

    竪穴建物にみられる「貯蔵穴」が須恵器水瓶の普及に伴い減少していくことから、その役割を貯水施設と指摘した佐々木達雄先生の画期的論文を含む論集シリーズ。今では化石化した内容もあるものの研究史上無視できない。今の学生や院生が生まれるずっと前のものだが、決して読んで損はしませんぜ!
  • 上代文化 第41輯

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    【目次】 学部最終講義 小林達雄「縄文人の哲学思想」 論 考 久保田健太郎「両面加工尖頭器の造形的性格−カタチつくる人のこだわりと粋−」 加藤夏姫「地方官衙祭祀の多様性と律令祭祀−武蔵国・下総国・常陸国を中心に−」 朝倉一貴「胆沢城以北の城柵間交通路推定に関する一試案」 資料紹介 加藤元康「アムール編目文土器の施文具 小林先生の学部最終講義と大学院生の論文3編・資料紹介です。
  • 東大寺山古墳の研究

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     天理大学附属天理参考館で開催された展示会の『図録』とともに、東大寺山古墳のデータを提供してくれています。三重県の人間としては、石山古墳の報告書も京都大学関係者などが関わって、逸早い発刊を熱望する。
  • 小羽山墳墓群の研究 越地方における弥生時代墳丘墓の研究

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     2007年に発刊された『四隅突出型墳丘墓と弥生墓制の研究』とともに、越地方の弥生墳丘墓の集大成として、今後指標となる本です。